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創業160年、五代続く京和傘の老舗の和傘屋、「日吉屋」。
江戸時代以降、日本社会の劇的な変化に伴い、約20年前までには廃業の危機にありましたが、「伝統は革新の連続」を新たな企業理念に据え、京和傘の技術にデザインの視点を組み合わせることで、現代のライフスタイルにあった新しいデザイン照明等を生み出し、世界への販路が広がりました。

日吉屋、およびグループ会社のTCI研究所では、日吉屋の持つ技術や歴史を活かしながら、人と人、受け継がれてきた技と新しい視点をつなげることで新たな商品・価値を生み出してきました。

少子高齢化が進み、今後、労働人口・消費人口共に大幅に減少し、一方でIT化、AI等のテクノロジーが急速に進歩する中、日本のものづくりは自社一社、個人だけで活動することは限界に近づいています。
国内市場の縮小に伴い、インバウンド・アウトバウンドいずれかの分野においても海外のお客様を対象に考える必要性は益々重要になります。このような社会環境の変革期には、グローバルな視点を持ち、国内・海外と広くつながり、英知を集結したオープンイノベーションの手法を取り入れた商品・サービス開発が不可欠です。

職人、中小企業、デザイナー、バイヤー、アーティスト、行政機関など、日吉屋・TCI研究所がこれまで一緒にものづくりや販路開拓で関わらせて頂いた、国内外の数百の方々はもちろん、それ以外でも、広くグローバル・ビジネスに携わる・興味のある方々がつながる場をつくり、経験や技術、アイディアを共有することで、より多くの商品・価値が生まれるきっかけになれば、という思いで、この度「Global Innovative Salon」を立ち上げることにしました。